准看護師から正看護師へ

看護師になる最短コースは、中学、あるいは高校卒業後、看護専門学校(3年)に通って准看護師になることです。
けれども、准看護師は仕事の内容は正看護師と全く変わらなくとも、給与で差が出てしまいます。年収で具体的に言うと、准看護師が400万円前後であるのに対し、正看護師は475万円前後となります。病院の規模によっても変わってきますが、この差は勤続年数によってどんどん広がっていきます。やはり、同じ仕事でこれだけ差がつくのはあまり気持ちがいいものではないでしょう。
また、准看護師というだけで、主任などの役職者になることはできません。
更に、全体的に准看護師の方が正看護師より求人が少ないので、一度退職したあと再就職する場合には苦労することが多いようです。

まずは、准看護師から正看護師になるための資格です。
これは、厚生労働省が看護師資格試験の要項で定めているとおり、「免許を得た後3年以上業務に従事している准看護師又は学校教育法に基づく高等学校若しくは中等教育学校を卒業している准看護師であって、指定大学、指定学校又は指定養成所において2年以上修業したもの」となります。准看護師から正看護師になるには、最低でも准看護師資格を取ってから2年以上かかることになります。

それでは、具体的にどのようにして准看護師から正看護師になれるのでしょうか。

1)介護専門学校に通う
まずは、介護専門学校に再入学し、正看護師になる勉強しなおすことから始まります。
介護専門学校は昼間と夜間、通信制のコースがあり、昼まで2年間、夜間ですと3年間の期間がかかります。通信制は10年以上の准看護師の経験が必要となります。
2)国家資格試験に合格する
これは正看護師と同じ、厚生労働省管轄の看護師国家資格試験を受験し、合格することが必要です。

さて、まず1)から見ていきましょう。
看護専門学校、あるいは通信制の講座を受けたい、そんな時に必要になってくるのが通学や勉強の時間です。通常の病院勤務で夜勤等をこなしていればかなりの激務ですので、休日疲れて勉強どころではなかったり、そもそも通学の時間をひねり出せない事になりかねません。まずは、仕事と学習の両立ができる職場でなければならないわけです。そこで、現在働いている病院から、夜勤等をしなくて済む、あるいは今よりも楽な勤務ができる病院に転職を考えるのもいいでしょう。看護師専門の転職サイトがたくさんありますので、そこで探すのが楽だと思います。まずは、身辺を整えて勉強に向かう必要があります。

そして2)です。
これは、しっかりと専門学校や自宅で勉強していれば大体はクリアできる関門です。看護師の試験合格率はたいへん高く(90%前後)、しっかり勉強していればそれほど問題はないでしょう。

こうして、勝ち取った正看護師の資格を、十分に生かせれば文句はありません。ただ、正看護師として転職をしようとしている場合は、正看護師経験0、として初任給になってしまう病院もあるようですので注意が必要です。

◎正看護師と准看護師の給与・待遇について解説しています。
准看護師の給与&転職事情

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